導入期の手作り教材

当教室では補助教材として楽譜やワークを手作りしています。
最近は、3・4歳児用向けの楽譜も多く出版されていて、とても参考になります。
理解度は個人差があり、市販のものでは進度のペースが早いと感じることも
あるので手間を惜しまず。

導入期に難しいと感じて、つまずいてしまうとピアノが楽しいものではなくなって
しまうので、ゆっくり丁寧にを心がけています。

最初のレッスンでは
①手形をとる
②指番号確認(手形で)
③習った音にシールを貼っていく



未就学児は、色音符を使用
ドに赤シールを貼ったり
ドのつく言葉探し

低学年用は少し発展。
ファイリングして使用。

はじめての両手奏

右手(中央ド~ソ)左手(中央ド~ファ)
をおぼえて弾けるようになると、いよいよ両手奏。
当教室では、このテキストからピックアップして
練習しています。

先生が弾く伴奏(わらべ歌等)に合わせて、生徒は上記の1小節を繰り返し弾いてもらいます。

①は、音をひきわたす(つなぐ)
②は、右手と左手の打鍵同時に
③は、1拍目に左手をいれる(④の準備練習)
④は、左手は同音連打。このとき子どもの場合、(左手につられて)右手のメロディーをはじいてしま
うことが多く、音がとぎれてしまうので、打ちかえの左手が鍵盤に下りてくるまで右指を鍵盤に残しておくことを意識させます。(上からおさえてあげるとつなぐコツをつかみやすい)

はじめは右手と左手の別行動に慣れませんが、知っている曲に合わせて繰り返し弾くことで
マスターできます。

リズム練習(野菜編)

野菜のなまえ(ことば)でリズム練習。
まずはリズムと合う野菜選びから。


2拍子でとっているので、文字数の多い野菜は16分音符で細かく刻むことになりますが、
早口ことばのようで小学生は楽しく練習できます。
(幼児、導入期のかたは、倍の4拍子で)
同じリズムの野菜を探したり、他の野菜のリズムを考えるのも良いですね。

右手と左手

右手と左手、幼児や低学年の子供たちが瞬時の判断できるように作ったカード。

「両方みぎてやん?」とつっこみがありました。

その通り💦。よく見ると親指の下にしわがあるのでこれは手の平。

正確には左手かと思われます。

作成したときにの両方の手のイラストが見つからず同じものを使いましたが、

左右反転の機能を使いこなせるようになったので作り直しました。

ピアノは両手を使って演奏するで、左右の意識大切です。

五線と音符

導入期は、このテキストを使用して、五本線(五線)に乗っかっている、はさまっている、ぶらさっがっている違いを理解し音よみにつなげています。

楽譜は、五線の場所にある音符の位置で音を表します。

線には名前がついており下から第一線、第二線・・・第五線です。

↓(赤の音符は線にある音符。)

線と線の間(あいだ)は、間(かん)と言います。

下から第一間、第二間・・・第四間です。

↓(青の音符は間にある音符)

 線・間の繰り返しで音が割り当てられています。

 上るほど高音下るほど低音になります。

五線に書ききれない高い音や低い音は、短い線(加線)を追加して音高を表します。

  線の音符(赤)間の音符(青)

中央のド

     中央のドとレ         中央のドとシ 

  ピアノの鍵盤の中央のドは加線を使って表し、独立しています。
  ト音記号とヘ音記号の二段楽譜(大譜表)では基本的に上段は右手担当、下段は左手担当です。
 (左側)レは第一線にぶら下がっており正確には下第一間の位置。
 (右側)シは第五線に乗っかっており正確には上第一間の位置。
 
  音域の広い楽器ピアノやハープなどの楽器は大譜表を使うので譜読みが大変です。

 

大譜表

ト音記号とへ音記号の対称にになっている音符の読み間違いが多いです。

レとシ、ミとラなど・・・。

当教室ではマグネットを使って上にのせてみたり、なぞって書いたり繰り返し練習しています。

音階穴うめ

ドレミファソラシドの音階、ピアノのレッスンスタートするときに上りのドレミファの順番は大抵の方が言えますが、下りのドシラソや一つとばしは経験不足でスラスラ言えません。導入期に習うヘ音記号は、真ん中のドからドシラソと下っていくのでたくさん練習が必要です。声に出して呟いたり、歌ったり、書いたりして覚えていきましょう。譜読みには必須のスキルです。

wordで手作り教材をつくってみました。

子供の教材はイラストを入れるようにしています。

色音符

未就学児や低学年の導入期のレッスンでは音・鍵盤位置を把握しやすいように色を割りあててレッスンを進めています。

ド あか レ きいろ ミ みどり ファ オレンジ ソ あお ラ ピンク シ しろ

  • 大譜表

  • 楽譜

楽譜には音符の横にシールを貼ったり、市販の色音符用の楽譜も使用しています。

  • 音名の色でリズム練習

導入期は楽しいと思えることが大切。

身近なもので色々な角度で音楽を楽しみましょう。