音感トレーニング

ピアノのように音程が定まっている楽器は、楽譜を読みながら

練習をしていると自然と音感が身についていくものですが、

音を意識する、音程の理解を深めるためにレッスンで確認作業を行っています。

問題は、ピアノで弾いた順にカードABCを選んでいくパターン。

音を聴いてドレミを自分で判別するわけではないので、音感に自信がない方

でもわかりやすいようにスタートの1音目を同じ音にして、前後の音の流れ

で選択できるようにしています。

注意点は、音の進行(同じ・上がる・下がる)を意識して聴くこと


【1段目】

【2段目】

間違った問題は、もう1度聴いて歌ったりピアノで弾いてみたりすると

少しずつ音感が身についていきますよ!




ドレミとファソラシ

まだピアノのけんばん、音列に慣れていないレッスン生の方のトレーニングのために

ドレミとファソラシの鍵盤を2等分にしてみました。

白い鍵盤は同じ間隔で横並びになっているので、黒鍵盤に注目してみましょう。

2つの黒い山(鍵盤)と3つの黒い山がありますね。

2つの黒い山の左下がの音、3つの黒い山の左下がファの音です

ドとファの位置を覚えたら、鍵盤位置をとらえるスピードも速くなりますね。

〇の位置に音名のマグネットを置いて、鍵盤と音名の確認です。

読み間違う音ぷ(導入期)

ピアノは音域が広い楽器なので、五線譜が2段の大譜表が通常です。

当教室では、スラスラ音ぷが読めるようになるために、大譜表の手作りの音ぷカード

やプリントでレッスン中にトレーニングしています。

その中でも最初の壁は、上段のト音記号はドレミファソラシドと上っていくのに

下段のヘ音記号はドシラソファミレドと下がっていくところ。

ここでチャレンジ問題。

中央のドの音は短い線という特徴があるので、
正解率98%
(下段のヘ音記号側のドを数えわすれないように)

間違えやすいのが
上下に対称になるレの音(黄)とシの音(グレー)
下段のシの音をレと数えてしまうことです。

正解レは1つ、シは3つです。
左から順にドレドシドドドシドドドシ

間違えに気づいて音読みを繰り返すことで音ぷを
スラスラ読める自分に近づきます✨

音ぷ読み取り(導入編)

音ぷをスラスラ読めるようになるためには言語をマスターするように、

日々触れて学習していく必要があります。

初心者の子どもは、楽譜の指番号を見て弾いたり、耳で覚えて弾いている場合も

あるので、読譜力をつけるために音ぷを読む練習をレッスン時に設けています。

進め方は、この本を参考にしてみました。

幼児や低年齢の方の特性・思考回路など

分かりやすく書かれているので、指導者に

お勧めです。

音ぷカードで音高を確認

①ドはいくつありますか

②レはいくつありますか

③左から音ぷをよみましょう

(初級は順次進行・3度の音程のみ)

この手順で1音ずつ増やしていきます

幼児・低学年の方は上の表の7~11を後回しにして、中央ドの上下5度の音程

をまずしっかり覚えてもらうようにしています。

最低3回は繰り返して、大譜表にも少しずつ慣れていきましょう。

スケール(導入②)

スケール(音階)を弾くための予備練習として、難易度を段階的にあげて

進めています(教材は手作りです)。

この予備練習で指ならしをしておくと1オクターブのスケールに進んだときに

躊躇うことなく進むことができます。

スケールの調の進め方は、

ドレミファ(ハ・ニ・ホ・へ長調・・・)

の順番で3ステップ

3ステップ進め方

1回目 5指をフルに使って確認

2回目 最初の5音の運指確認(片手)

3回目       〃   (両手)

スケール(導入期①)

スケールは、ドレミファソラシドなどの音階のことです。

スケールは、メロディーの土台となっているので、スラスラピアノを弾けるように

なるには必要な練習です。

導入期はまず5指の型のスケール から(第6音・第7音省く)

ハ長調の場合 ド・レ・ミ・ファ・ソ 

白鍵スタートのみ(ハ・ニ・ホ・へ・ト・イ・ロ長調)

みぎて・ひだりて・りょうての順に進めていきます。

(教材は手作りです)

スケール練習のメリット

・いろいろな調に触れる→音感・耳が育つ

・鍵盤感覚が身につく→手元を見ないで弾けるようになる

譜面を読むことよりたどっていく鍵盤位置などを確認したいので

①自分で鍵盤の欄にしるしを入れる

②音階の名前を知る

③実際に弾いてみる

①②は書き込むスタイルに仕上げました。

繰り返しの練習が必要なので、1・2回目チェック欄も作りました

スケール練習は楽しいものではないので、嫌いにならないために、

曲は短く1回に弾く回数も少なめにしています。